記事全体については特に異論がないのだけど、冒頭だけがちょっと気になったので、重箱の隅つつきだと思って読んでいただければ。
よく"実名だと電凸等のリスクが大きいのがデメリット"、と言われるけど、これは矛盾した言い方ではないか。
なぜなら、電凸等のリスクは匿名ネット社会が増幅させている部分が大きいと思われるからである。
ここだけが納得できなかった。
「電凸のリスクは、匿名ネット社会が増幅させている」とは、とても思えない。
電話番号などの連絡方法が不明であれば、電凸はありえない(変質的粘着者は、断片的に残された情報から割り出すかもしれないが、そういう特殊な例は除く)。
公開されているからといって、気に入らない意見の持ち主に対して嫌がらせの電話をかけるのは言語道断だけど、電話番号を公開しなければ電凸のリスクは減少するのです。
そもそも電凸を行う人は「匿名ネット社会」の住人とは限らないはず。電凸そのものは匿名で行われるものがほとんどだろうけれど、電凸を行う人がネット上で実名活動しているのか、匿名活動しているのかは判断できないじゃないか。
ネット上では実名を用いて穏便な発言をしているけれど、気に入らない他の実名者に対して電凸を行う不届き者の存在は、決してゼロであるとは言い切れないだろうなぁ。
よく「ネット上の発言は実名で行うと、自制心が働いてネガティブな発言の抑制になる」なんて事が言われるけれど、ありゃウソだと思う。抑制になるケースは多いと思うけど、こと匿名発言を糾弾することに熱心な実名活動者には「ネガティブな発言の抑制力」はあまり働いていないようですよ。はてな界隈を巡回している人なら、そういう実名活動者の名を数人、すぐに思い浮かぶんじゃないかな。
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