はてなブックマークはネガティブに満ち溢れているか に寄せられたはてなブックマークコメントから、yumizouさんのものが興味深かったので。
ネガ3割だとしたら,日常的なコミュニケーションと比較して圧倒的にネガティブ率が高いとは思う。観測範囲によるかな。人気記事は絶賛orブーイング両極端ってところはありそう。好みのブックマーカを探せばいい。
ネガ3割だとしたら,日常的なコミュニケーションと比較して圧倒的にネガティブ率が高い
というyumizouさん。確かに日常会話において、30%の割合でネガコメが返ってきたら、かなり険悪なムードになりそう。
だけどはてなブックマークでのコメントと、日常的なコミュニケーションを同列に扱って比較するのは、ちょっと無理があると思う。はてなブックマークでネガコメされる対象は、ウェブという公の場で発表されたものだ。これをネットコミュニケーション以外のものに当てはめて比較対照物を選択するのなら、街頭演説とかテレビやラジオ放送を通しての発言に対する感想が相応しいのでは。
日常的なコミュニケーションはネット上のそれと比較して、相手の数が少なすぎる。ほとんどの場合は一人か二人、多くても四〜五人くらいで、その程度の人数では誰かの意見についてネガコメが出される事は非常に少ないはず。もし、ある人物の主張に不満があっても、仲間内で諍いが起こる事を懸念して反対意見を出す事に消極的になるのではないかしら。仮に反対意見が出されたとしても、そしてその意見が正当性の高いものだったとしても、その仲間内では「空気読めよ」と思われる事が多くなると思う(だから遠慮してネガコメが出されない)。
だけど‘ある意見’を聞く側の人数が多くなれば、互いに相手の気を遣う必要が少なくなったり、自己主張の強い人が増えてくるはず。はてなブックマークのネガコメは、このような状態に近いのだと思う。
テレビなどで発表される意見に対するネガコメは、その発表者のもとにダイレクトに届く事は少ないけれど、はてなブックマーク(に限らないと思うけど)でのネガコメは、意見の発表者に聞こえやすいのが大きな違いだろうか。
はてなブックマークを嫌う人は、自分との関係が薄い場所でネガティブな言及をなされる事を望んでいないのかもしれないけれど、僕がはてなブックマークを面白いと思っているのは、ネガポジ問わず「あるブログの記事に対しての言及の可視化」が進んだ事なのだ。
余談だけど、前回書いた‘はてなブックマークコメントにおける「ネガティブコメント:そうでないコメント」の割合’について補足。
ここで言う「ネガティブコメント」というのは「被言及サイドにとって不快感を覚えるコメント」のことで、その内容は受け取った人のネガティブ耐性によって異なる。僕自身は「明らかに罵倒や嘲笑のニュアンスを感じるコメント」をネガティブコメントとしているけれど、3:7の割合の中にはブクマ先の意見に対する正当性のある批判的コメントも含めている(前回書いた通り、特に統計を取っているわけではないので、3:7はあくまで僕の印象として)。僕が考えるネガティブコメントに限った話だと、多めに見積もっても2:8以下の割合になると思っている。
ついでに書くと、何のコメントも無いブクマに対しても過剰な圧力を感じ、「はてブで晒された、おがーぢゃーん!!」等と言い出す人もいると思う。そういう人にとってははてなブックマークでブクマされる事そのものが「ネガティブブクマ」なんだけど、そのリンクの理由が書かれていないものについては、勝手に「賞賛の意味でブクマされた」と考えたほうが健康的。
相手のリンクに「存在するかどうかもわからない悪意」をわざわざ見出す必要はないと思う。
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