2007年07月12日(木) コメント:1 トラックバック:1
小倉さんの考えるブログ実名制度に賛同できない理由は、これまでも書いてきたつもりですが、一応もう一度書いておきます。
それはさも「議論歓迎、反論歓迎」という姿勢をとっている素振りを見せながらも、実際にそれがなされ、反論に窮すると「誹謗だ、中傷だ」などと態度を急変させる人が少なくないからです。しかも実際に異論を唱えてみるまで、相手がそういう人物であるか否かを見極めるのが難しい。
自分の意見の信用性を高めるために個人情報を明かすリスクは、決して低くはない。ブログ主の意見が気に入らないという理由で、匿名の嫌がらせコメントをする者がいる、これは小倉さんの言うとおり。これを無くすために実名制度を取り入れよう、と考えるのは分かるのだけど、ちょっと幼稚な発想だな、と思わざるを得ないのです。仮に誰もが実名でなければコメントができない・ブログ上での意見表明もできない、となったとしてですよ、じゃあネット上の発言が原因となって、トラブルに巻き込まれることはないのか、というとそんなことは全くないわけです。
気に入らない意見の持ち主に対して、身分を明かさずに嫌がらせコメントを行うことに満足感を覚えるような人が、それができなくなれば、彼らはどうするでしょう?
「ネット上で鬱憤を晴らせないなら、あきらめよう」と考えてくれれば、何の問題もないのですが、実名制度の下では、相手の所在地が簡単に把握できてしまう可能性が高いです。たまたま近所に住んでいることが分かった場合、彼らの中には明らかな犯罪行為に走り出す者も存在するかもしれません。
そんなリスクを抱えてまで、ネットに自分の意見を書き込むのはごめんです。
匿名の嫌がらせコメントを、鬱陶しいと思いながらも「スルー」することで許容していれば、少なくとも身の危険は感じることはない。
ekkenさんのエントリーを読んでも、「では、この現状をどうするの?」というのが全然見えてこないのです。「誹謗中傷されたくなければコメント欄を閉じればいい」ったって、誹謗中傷ははてなブックマークでだってできるし、特定人を個人攻撃するためにネット上のキャラクターを一つ作ってそのキャラクターにブログを一つ持たせたっていい、あるいは電子掲示板で特定人を個人攻撃するためのスレッドをずっと維持していたっていいわけで、結局、特定人を誹謗中傷する人間を白日の下に晒す以上の対抗策って当面見あたらないのです。
現状をどうすれば良いか。
これまで何度か書いてきているので、ログにリンクしておきます。
小倉さんが「では、この現状をどうするの?」というのが全然見えてこない
と仰るのは、小倉さん自身は「現状をどうにかするための方法」を提案している、ということなのでしょう。しかし僕には小倉さんの「それ」が全く見えない。おそらくは共通IDシステムが「それ」なのでしょうけど、その実現性が低いことは言及済み(小倉弁護士の「共通IDシステム」をテキトーに考えた)。
ブログのサービスサイドであからさまな嫌がらせ行為を監視させるのも、悪い手段ではないけれど、無料か格安のサービスにそれを求めるものでもないでしょう。
で、僕が実際に行っている対策です。
僕だって誹謗中傷の対象にされるのは勘弁願いたいのですが、とりあえず詳細な個人情報を明かしていなければ、肉体的被害は免れるわけです。精神的ダメージをゼロにするのは難しいですが、心を鍛えることで最小限に抑えることは可能です。小倉さんは匿名性の維持をネガティブなイメージで固めることばかりに拘っているようですが、匿名性を維持することでセキュリティを高めている人もいるわけです。
中途半端だけど、眠くなった!
続きは書くかどうか分からない。
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ぼくは