ネットコミュニケーションにおいては「脅迫」なのか「脅迫的」なのかは、あんまり意味がないと思う

ある人物の言動が「脅迫だ」とか、「いや、それは違う、単に脅迫的なだけだ」と論ずるのは、脅迫を受けたと感じる者と脅迫的言動を行った者との今後のコミュニケーションには、ほとんど意味がないと思います。

「脅迫だと思うなら、警察行け。身の危険を感じるのなら暢気にブログなんか書いているな」というのは正論だとは思うのだけど、脅迫的言動を行う者は「こんなことで警察に行く奴はいない」と考えているから、堂々と脅迫的言動をしているのでしょう。

その行為が実際に法的に問題があるか否かは別にしても、ネット上の脅迫的言動で本当に恐怖を感じる人はそんなにいるとは思えず、警察沙汰にするコストを考えればスルーを決め込んだほうが簡単です。

日常的に脅迫的言動を繰り返す者は、恐らくこのことをわかっているものと思われます。ブログ上のくだらないイザコザで自分が訴えられるはずはない、と思い込んでいるのかもしれません。また、実際に訴えられたところで「当事者間で解決してください」となるケースも多そうです。

だったら脅迫的言動は特に問題はないのかというと、やっぱりそうは思えません。 少なくとも僕は、脅迫的言動を繰り返すような人とコミュニケーションが成立するとは思えないからです。

相手の主張が気に入らないという理由で「夜道を歩く時は気をつけろ」というような言動は、たとえ実行不可能なものであっても、相手の言論を封じるために利用されているのです。

法的に脅迫とは言えないから問題がない、ということだとは思えません。

無論、過剰に反応し、相手のネガティブな意見をなんでも「脅迫的言動だ」と決め込むのもどうかと思いますけど。


ま、なんだかんだとスルー力発揮が一番だとは思うのですがね。脅迫的言動を繰り返すものとは会話が成立するはずもないのだから。

blog comments powered by Disqus

Comments: 13

#3092 GP URL 2007-06-18 Mon 00:19

いやースルーが一番っていうのはわかってるんだけどもね。
でもスルーしない人たちを言及する楽しみが減るんで、スルーされるのも困りものかも。
私なんかもスルー力が身に付いたせいで、言及することがなくなっちゃったもんなあ。

#3095 No Name URL 2007-06-18 Mon 05:12

ハァ?2ちゃんねらーで散々中傷してるくせに自分のブログではなんでそんなに気取って書くんだろうね。
おまえにきょーみねーから何もかけんわ。くだらないんでブログ閉鎖してくだちゃい。ほんと。検索の邪魔。

#3097 BLACKBIRD URL 2007-06-18 Mon 07:19

あっ、早速煽られてますね。
書き込みが愉しそうで誠に結構かと。

#3098 えっけん URL 2007-06-18 Mon 07:49

僕は2ちゃんねるって、ほとんど読まないのですけどね。
リファがあったときと、ゲームの攻略で悩んだ時くらいかな。

#3101 LSTY URL 2007-06-18 Mon 11:15

 どういうわけかガキは脅迫が好きですよね。実行力がないから脅迫に走るんだと思います。
 ネット上で、本気で誰かを傷つける事って可能だと思うんですよ。すくなくとも胃炎を起こさせるくらいに苦悶させるのは、多少の人心操作術があれば可能でしょう。それができないから短絡的な脅迫に走るのでしょう。
 つくづく、バカとガキは面倒臭いものだと思います。

#3102 マルコ URL 2007-06-18 Mon 14:04

かわいいな。
俺殺せる気するよ。絶対やんないけどね。

#3103 kameda URL 2007-06-18 Mon 14:15

ブログしかないんでしょうか。
30すぎても、40すぎてもそこでしか何かを語ることしかできない
ブログのことだけ、ブログを続けることに精神的ななにかや、時間を割く。
かかわり合うのもネットで。
そういう人たちにこの内容の文章は、とても意義があるのかもしれないけれど。
ブログは、静かに死んで行く人の言葉を拾い上げる機能を持った。
民主主義の基本と言われるけれど、ダメな大人の見本を増やしただけじゃないのかと
考えることがあります。

#3111 Kurilyn URL 2007-06-21 Thu 00:35

うーん。法律に詳しくないんで、ちょっと調べただけなのですが、(立件できるかどうかは別として)「夜道を歩く時は気をつけろ」は、脅迫的ではなく、脅迫罪に該当するんじゃないかと思います。
脅迫罪は相手が恐怖を感じたかどうかは問題にされず、また、告知があった時点で成立するもののよう(未遂はないらしい)です。
これに寄るなら、「脅迫と脅迫的言動が違う」と言う表現そのものが、法的には間違っているように思えます。

#3112 Kurilyn URL 2007-06-21 Thu 00:50

すみません、URL入れるの忘れていました。これと言うのは、下のwikipediaの脅迫罪の事です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%85%E8%BF%AB%E7%BD%AA

#3115 えっけん URL 2007-06-21 Thu 07:47

すみません、ここではコミュニケーションにおいては「脅迫」なのか「脅迫罪」なのかは関係が無くて、どちらも相手の言論を封じ込めるための手段なので、よろしくない、という話をしているつもりです。

#3116 通りすがり#3094 URL 2007-06-21 Thu 16:00

この問題で厄介な事はあるよ。僕はこのての事を受けた事はあるけど、オフライン(リアル)で知り合う機会があったから余計に面倒なところに出くわせた事がある。僕の知り合いの掲示板のところに出かけて暴言は吐くし、自宅へ出かけてお礼参りをしようかみたいな事も言われたからね。その人は実際にブタ箱に入ってた事があるらしいんだがね。その時代は今よりもっと荒れてたし法などの整備もまだまだだった頃だったな。2000年頃に比べれば今はまだ穏やかだと思うよ。そんな経験から意味があるかどうかというのはその関わってる人たちの状況によりますよ。ekkenさんの意味がないと言うときというのは、オンライン以外で接触する可能性が全くない事や、匿名同士であるということを暗に含んでいるように思えるのですが?

#3117 Kurilyn URL 2007-06-21 Thu 19:48

そうですね。前提が違っていたようです。体験のあるなしで受け止め方も違うんだな、と、上の通りすがりさんの書き込みを読んで思いました。私も、ネット上言論だけの問題とは考えていませんでした。

#3119 えっけん URL 2007-06-22 Fri 20:17

>オンライン以外で接触する可能性が全くない事や、匿名同士であるということを暗に含んでいるように思えるのですが?

はい、その通りです。実際に身の危険を感じる場合は出るところへ出れば良いと思います。

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://ekken.blog1.fc2.com/tb.php/607-45a2f0c7
Listed below are links to weblogs that reference
ネットコミュニケーションにおいては「脅迫」なのか「脅迫的」なのかは、あんまり意味がないと思う from ekken

Home > Web > ネットコミュニケーションにおいては「脅迫」なのか「脅迫的」なのかは、あんまり意味がないと思う

Tag Cloud
Search
Feeds

Return to page top