2006年02月26日(日) コメント:10 トラックバック:3
「アクセスアップ」をブログ検索にかけて、その結果のRSSフィードをリーダーに読み込ませているのですが、ロクな物が引っかからないのです。
(参考:[アクセスアップ]の検索結果 - goo ブログ)
ブログのアクセスアップという命題に対しては、多くの人が興味を持っているらしく、それぞれ「自分が考えるアクセスアップ論」を熱く語っているのですが、その多くは、まとめるとこんな感じ。
- 更新はこまめに行う
- SEO対策はしっかりと
- トラフィックエクスチェンジを利用する
- 同じ話題を扱うブログを探し、トラックバックを行う
こんな物を信じて実行し、よしんばアクセス数が増えたとしても、そのアクセスの質は、あなたの望んでいた物とは異なるはずです。「そんなことはない、実際にアクセスは増えたし、大満足だ」というのなら、それは、元々そんな手段などとらずしても、アクセスを増やすことが出来る才能を持っていたのか、あるいは先天的にスパマー資質の高い人ということでしょう。
「更新はこまめに行う」のウソ
記事を投稿する際に、各種PingサーバーにアップデートPingを送信している人であれば、更新を頻繁に行うことで、「新着ブログ」の一覧に掲載され、魅力的な題名をつける事によって、そこから訪問者を獲得する事は期待できるでしょう。
最近はユーザー数の増加で、「新着ブログ」が流れるのが早く、1日に1回更新したくらいでは、その効果を実感する事は無いでしょう。けれども、予め複数の簡単な記事を書いておいて、ある程度時間を考慮し、いつも自分のブログが掲載されている状況を作り出せば、相当数の「ページを開く人」はやってきます。
ここで、「あら! やっぱり更新回数を増やせば、アクセスが増えるじゃないの!」と早合点してはいけません。
更新回数が多くても、中身の薄い記事を面白がって読む人はいません。
もし面白い記事を書けていたとしても、つまらない記事を乱発する事で、その面白い記事がトップページに表示されている期間を短くしてしまい、更新回数をむやみに増やす事で、良質な記事を訪問者に知らしめる機会を失う事になるのです。
更新回数を増やし、「新着記事」からの訪問者を増やしても、その時に面白いことが書いていなければ、訪問者は定着しないでしょう。
「SEO対策はしっかりと」のウソ
アクセスアップ論を語るブログでは、簡単なSEO対策として「多くの人が検索をかけることが多いキーワードを盛り込む」ことを奨励しています。多くの人が検索をする機会の多いキーワードは、それだけ多くの人が興味を持ち、ブログに取り上げやすい話題ということでもあります。
多くの人が、そのキーワードを用いて記事を書けば、自分の記事が検索結果の上位になる率も、当然少なくなります。つまり、ただ「検索されるキーワードを盛り込めば良い」を実行しても、効果は薄いってことです。
また、運良く検索結果の上位に表示されたとしても、検索で訪れた人が満足いく内容の記事でなければ、ガッカリして他の検索結果を見に行くだけですし、そういうガッカリさせる機会を増やせば、あるいは検索サイトへのスパム行為を行う者として認識されるかもしれないのです。
「トラフィックエクスチェンジを利用する」のウソ
トラフィックエクスチェンジというのは、分かりやすく説明すると「アクセス交換システム」です。このサービスに登録し、他のユーザーのサイトを開くと、それに見合った分だけ、他のユーザーが自分のサイトを開いてくれる(ように見せる)ものです。FC2ブログでもブログジャンキーというサービスがあるので、これを利用している人も多いかもしれません。
実際、「アクセスアップ」のブログ検索結果で、一番得られる「アクセスアップ法」が、このトラフィックエクスチェンジの利用なのですが、この方法を紹介するブログの多くが「アフィリエイトブログ」である事に注意しましょう。
アフィリエイト目的のブログの多くは、書かれている内容なんかどうでも良いのです。テキストなんか読まれなくても、一人でも多くの訪問者を獲得し、その中の何人かでもアフィリエイトのリンクバナーをクリックしてくれたら、それで大成功。もちろん、良識あるアフィリエイターは、読者に有用な情報を掲載し、安定したファンを掴んでいるはずですが(一例として「350日の節約生活」を挙げておきます)、トラフィックエクスチェンジを勧めるアフィリエイターの多くは、検索されやすい単語(その単語にアフィリエイトリンクが貼られている)がずらずら並んでいるだけの、中身の全くないサイトを運営しているのです。
非アフィリエイトブログ運営者の中にも、「トラフィックエクスチェンジでアクセスが増えた! アクセスアップに効果があるのは間違いない」という人もいるでしょう。
えぇ、たぶんアクセスそのものは増えているのでしょう。だって、そういうシステムなんだから。増えて当たり前。増えなかったら、トラフィックエクスチェンジサービスの謳い文句が、ウソになっちゃいます。
さて、ここで僕がこのブログのアクセス数を増やそうと、トラフィックエクスチェンジを利用するとしましょう。
このサービスを利用してアクセスを増やそうとする場合、サービスの仕組上、僕は他の登録者のサイトをたくさん見なければなりません。さてどうするか?
簡単です。他の利用者のリンクリストを作成し、こまめにそのサイトを開けば良いのです。あいにく僕は、そういう知識を持っていないのですが、スクリプトを組んで自動化することも可能でしょう。
もちろんそんな利用法では、面白いサイトを見つけることは出来ません。しかし、アクセスを増やす事が目的で利用するのだから、相手のサイトなんか見る必要が無いのです。
スペックの高いパソコンで、タブブラウザを使って、リンクリストのサイトをいっぺんに開き、アクティブウィンドウには、普段の巡回先を表示させておけばよいのです。
トラフィックエクスチェンジの力を頼ってアクセスを増やそうとする人のブログなんて、どうせたいして面白い事が期待できないのです。自分のブログの「見かけ上のアクセス」を増やすために利用したとしても、「面白いブログを見つけるため」にトラフィックエクスチェンジを使う人なんて、恐らくほとんどいないでしょう。
もし「俺はそうやって面白いブログを見つけた来た」という人がいたとしたら、ずいぶんと効率の悪い探し方をしてきたなぁ、と思います。
「同じ話題を扱うブログを探し、トラックバックを行う」のウソ
僕は「自分で記事を書いた後に、ブログ検索などを用いて、相手への言及やリンクなしでなされる」トラックバックを、検索トラックバックと呼んで、これを準スパムトラックバックと認定しています。検索トラックバックを使う人の書いた物は、全てがつまらない物とは限らないのですが、彼らの多くは、単にアクセス稼ぎ目的で行う(≒そういうことをしないとアクセスしてもらえない)ことから、価値の低いトラックバックと認識してしまうのです。
検索トラックバックを大量に行い、それぞれの送信先から、いくつかのアクセスを得たとします。
当然、そのときのアクセス数は、送ったトラックバックの数以上に増える可能性が高いです。
中には、「トラックバックありがとうございます!」というコメントをくれる人もいるかもしれません。
しかしそれは、恐らく社交辞令というヤツでしょう。書いた記事が本当に面白い物であれば。そんなに問題はないのですが、つまらない記事を書いてトラックバックを大量に行っても、送られた人の中には不快感を覚える人が多いのです。もしかしたら、トラックバックの禁止URLに登録されてしまうかもしれません。
まとめ
要するに、これらの方法でアクセスアップを試み、実際にアクセスを増やしたとしても、それはアクセスカウンターの数値を一時的に上げることが出来ただけであって、あなたのブログそのものを「面白がって」読んでくれたわけではないのです。
機械的にカウンター数値を増やしただけ。
もちろん、そこから得た訪問者の中には、たまたま趣味が一致して、好意的に記事を読んでくれる人も、全くいないわけではないかもしれませんが、その場合も、多くの人に嫌われている可能性のほうが大きい事を肝に銘じておくべきです。
アクセスカウンターの回転を廻すだけなら、そんなに難しい事じゃありません。 ここで挙げた「トホホなアクセスアップ法」を使えば、誰にでも簡単に「見かけ上のアクセス」は増やせます。
しかし、この方法では、誰も「書かれた物に対する好印象」を持っているわけではないのです。
- #50
- カテゴリ:Web




コメント(10件)
はてブで走り屋の人に誤字を指摘されたので直した!
何故かトラックバックがうまくいかないので、コメントに残しておきます。
「閲覧者と読者、私は読者が増える事を望む」
(http://yas-toro.at.webry.info/200602/article_8.html)
FC2に弾かれたの始めてです。言及リンクもしてあるのになぁ……
えらく後ろ向きな記事ですね。で、どうしたらいいのか、そこを教えてほしかった。
質の悪い訪問者でもアフィで売上げは上がるし、リピータも出てきます。少数ですが、0ではないですね。
1万の総アクセス数で、100%質のよい読者と、10万のアクセスで質の悪い読者が90%と同じじゃないのかと思ったりしますが、どうでしょう。
だったら、アクセスはあるに越したことはないと思いますし、やっぱり10万HIT/日あると広告料も10万円/月単位で契約が決まるわけです。
本当は、良質アクセスで5万、10万HITのアクセスが望ましいですが、芸能人ブログでもなかなか無理な現状を見れば、現実問題個人ブログの限界は3〜5万程度かと思います(アダルト除く)。
それを考えてみなさん必死で頑張ってらっしゃるのですよ。
>どうしたらいいのか、そこを教えてほしかった
それは今書いている最中です。
そもそも、そんなにアクセス数に拘ってどうするの、ということもあります。
結局アフィリエイトのこづかい稼ぎ目的の、スパム的な行為に走りやすい野が問題でしょう。
いくら必死になったって、他人に迷惑をかけてまでやってたら意味がない。
見る人がいるのを前提で話してるからおかしいんじゃないの?
一般人の日々が毎日ドラマチックな訳無いし、隣の芝が気になる人も多くない。
下と金に直結するような話でもなけりゃ、他人の生活なんてどーでも良い。
暇人じゃ無いんだし、まめにチェックなんてしないっての。んで、その少ないパイを取り合えば必然的に一人頭の客は減る。
一番のアクセスアップはオフラインでの宣伝だろ。
間違い無く、そこには未開拓なユーザーがいる。外から取り込まないと。後は海外?
もはやブログは一般的?ハッ!んな訳ねー、自分の周りでブログやってる人は0だよ。ゼロ。
そもそもYahooで天気予報と電車の料金見るだけだよ。びっくりしたよ。
あとは仕事でメールやりとりするだけ。でもお金は持ってるよ、この人達(笑
個人レベルじゃなく、業界全体で宣伝してかなきゃ伸びないだろね。
そうすれば、世代が入れ替わった頃には状況も変わってるんじゃない?
「ブログ」って何?レベルな人は結構いるよ。
あーあとアレな。どうしたら良いのか解ってるのであれば、
人になんか教えないで自分で実践するわ。違うか?
たしかに検索や新規記事一覧に載せてアクセスを「稼がせようとする」サイトは多いです
ですがこれを真に受けて実行している人は正直ほとんどいない気がしますが
いるとすればそれは初めからアクセス稼いでナンボのサイトです。AAで稼いでるとか
全体的に、「アクセスアップ=質が低いブログ」という前提で書きはじめ、
かつ「更新はこまめに行う」、「SEO対策はしっかりと」などの4つの結論も
最終的にはそれで終わっているので、感覚的にも賛同が得にくい記事に
なってしまって、残念です。
>そのアクセスの質は、あなたの望んでいた物とは異なるはずです。
「あなたの望むアクセスの質」とはなんでしょう。
ブログを書き始めると誰しもが一度はアクセス増加を夢見るもんです。
そこで、じゃぁその”アクセスって何?”となると、これは「質的アクセス
アップ増加によるコミュニケーションへの期待」と「量的アクセスアップ増
加による自己充足感」の二つの二面性的なものが見え隠れするのでは
ないかと。言い換えればカウンタ増加という目先の満足感と、カウンタか
らは見えにくいが本質的なアクセスであるコミュニケーションへの期待。
少なくとも今回の4つのことを実践している僕のようなやつは、後者の割
合が比較的高いです。少しでも多くの人に見てもらいたいという純粋な理
由と、それを立証するためのアクセスカウンターが結びついてしまいます。
分かっちゃいるけれども、もしかしたら、この二つを同質のものとして結び
付けようとする無意識の欲求があるかもしれません。
ただ、ブログ暦が長くなればなるほど、えっけんさんの
ように目先のものに惑わされなくなっていくのではないでしょうか。
…と、現状肯定的なコメントになってしまいましたが、
えっけんさんのおっしゃりたいことも十分理解できます。
僕もスパムコメントで苦しんでいるので、やはりやられ
る側になると少し考えもちがくなってきます。
初めまして。
他の三つはともかくSEO対策は評価すべきだと思います。少なくともSEO対策などという裏方に力を入れているサイトは、一般のサイトよりも記事に力を入れている可能性が高いと判断しています。
それに質の低い記事を書いて検索上位に載せるのは感心できませんが、質の良い記事を書いて検索上位に載せないのもどうかと。
まぁ、アクセスアップに力を入れると、それが目的化してしまう人がたくさんいるのがいけないのでしょう。
だから私はアクセスアップにもっとも必要なのは「自分が苦労して書いた記事を多くの人にみてもらいたいという気持ち」なのだと思っています。
「アクセスアップのための4つの方法」そのものが悪いというよりも、
「アクセスアップの方法の質」=「求めるアクセスの質」ではないでしょうか
例えばSEO対策にしても、アダルトサイトまがいに不必要な言葉を並べ立てて、アクセスを稼ぐのは
質の低い方法=質の低いアクセス増加にしかなりませんが、
自分のブログの内容、興味のあることなどを的確に入れておくのであれば、
SEO対策でも質のよいアクセスアップを求めることが可能ですよ
●No Name qNXjQhIg
見る人がいなかったらモチベーションが続かないでしょう。
>一番のアクセスアップはオフラインでの宣伝だろ。
それはあまり推奨しません。
馴れ合いコミュニティを作るのが目的なら、悪いとは思いませんが、オフラインでの知人を呼び込むと、その人以外の閲覧者に疎外感を与えるし、仲間に気を使って、言いたいことを我慢しなければならない状況を産むことになるからです。
また、険悪な状況になったときに、オン・オフどちらも居心地が悪くなります。
>どうしたら良いのか解ってるのであれば、
>人になんか教えないで自分で実践するわ。違うか?
違うと思います。
自分のサイトよりも他人のサイトが人気がでることで不都合なのは、アフィリエイトター的発想だと思います。面白いことを書ける人なら、どんどんアクセスが増えた方がいい。
●C&Cさん
>正直ほとんどいない気がしますが
いるんですよー、たくさんいるんです、トラフィックエクスチェンジを始めちゃう人。
カウンタの数字は上がるらしく、小躍りしてる記事を、よく見かけます。
●folkizmさん
>「あなたの望むアクセスの質」
「来訪者=ページを開いてくれる人」ではなく「閲覧者=きちんと読んでくれる人・言及してくれる人ならなお可」です、この記事での「求めるべきアクセス」は。
カウンタの数値を増やしてくれればそれでよいのなら、自分でF5でも叩いていればいいのですから。
●
>私はアクセスアップにもっとも必要なのは「自分が苦労して書いた記事を多くの人にみてもらいたいという気持ち」
>自分のブログの内容、興味のあることなどを的確に入れておくのであれば、
>SEO対策でも質のよいアクセスアップを求めることが可能ですよ
同意です。
見かけ上のアクセスを増やしたいあまりに、記事の質を高めようともせずに、ページを開かせる事に執心するのが良くない、と言いたかったのです。