僕の前回の記事はてなのUIが使いにくいとかいう人は、順応性が低いだけなんじゃないの?では、言葉が足りずに誤解された方もいるようなので、ちょっと補足。
こどものもうそうblog | ユーザーインターフェイスのDISK法則ユーザーインターフェイスを考えるときに、ユーザーの「順応性が良い」ことを期待してはいけない。
(引用者省略)
良いユーザーインターフェイスは、「誰もが、自分らしく、すぐに、簡単に」使えるものだ。
使う人の「誰もが」対象でなければならない。
ハマりもの日記 - 「はてな」に負けるのはイヤだ(笑)「慣れの問題だよね」って感じる方は、大体こんなような考え方でいらっしゃるんじゃないかと思います。
そういう方々がおっしゃりたいことは解るんですが、だったら何故「はてな」は不特定多数のユーザーを相手にサービスを提供しようとするのか。
何故、最初の段階で、ユーザーの絞り込みをかけないのか。
ユーザーインターフェースは、どういう人を対象にするかによって、変わってくるものではないでしょうか。
もちろん、理想は「万人にとって使いやすい」ことでしょうけれど、ある程度「対象とする人」を決めておかないと、どの層から見ても、中途半端なものしか作れないんじゃないかと。
別に近藤社長に訊いたわけではないけれども、僕ははてなダイアリーは、「これから初めてウェブサイトを作る人」に向けて作られたサービスじゃないかと思うのです。
前回書いたとおり、僕自身、初めてはてなダイアリーを使った時は、独自の「はてな記法」に馴染めず、しばらく放置しています。 しかし、これは既にHTMLの書き方を分かっている人間にとって使いにくい、というだけです。ウェブサイト向けテキストの書き方を、全く知らない人間がウェブ日記を書こう、という際は、むしろHTMLを新たに習得するよりも、はてな記法を習得する方が簡単だと思います。
しかも、はてな記法を覚えさせてしまえば、他所のサービスの「普通のHTML記法」は馴染めず、ユーザーの囲い込みにもなります。
これと似た方式なのが、ヤプログ!です。
はてなと同じく、普通のHTML記法も使えますが、独自の日本語タグが、ウェブサイト初心者にはわかりやすい反面、ある程度のHTML経験を持つ物にとっては、物凄く奇異な記法に見えることでしょう。
一時期、新たなブログサービスを見つけるたびに、実験用にアカウントを取得していたのですが、あまりに独自性が強すぎて、使いこなせませんでした。
(参考:よくある質問 - ブログ のかわいいポータルサイト ヤプログ!)
しかし、ヤプログ記法を覚えてしまった人にとっては、ごく普通のHTML記法は、ちんぷんかんぷんでしょう。
はてな記法が使いにくい、という人は、既にHTMLを理解しているからだと思います。HTMLについて、全く予備知識がない人にとっては、表組み記法やリスト記法は、テーブルタグ、箇条書きタグを使うより、直感的に記述できると思います。
もちろん、市販されているウェブサイト作成ソフトや、オンラインソフトのHTMLエディタなどを使えば、HTMLを用いた記法でも簡単ですし、逆に汎用性のないはてな記法やヤプログ記法は、対応ソフトがない分、不利になるかもしれませんが、外部ソフトに依存しないはてな記法は、僕は優れた記法だと思いますし、記法以外には、はてなダイアリーにとっつきにくいUIがあるとも感じません。
実際、はてな記法に慣れてしまった人の中には、はてなダイアリー外でテキストを書く時も、はてな記法で作成し、それをマクロでHTMLに変換している人もいるくらいです(参考:明日は明日の風が吹く - 筆記には ez-HTML を使っています。 [ekken♂])
それでも「はてな記法がわからない・使えない」というウェブサイト初心者は存在するでしょう。
しかしそういう人は「はてな記法だから分からない」のではなく、根本的に「学ぶ姿勢」が足りないだけなんじゃないの?
だったら、タグを利用してテキストの見映えを良くしようとなんて考えないで、プレーンテキストと、URL自動リンク機能だけで書いていれば良い、と僕は思うのですが。
まぁ、僕は向上心のかけらも感じないような人の書いた物を「面白い」と思って読むことは、ほとんど無いのですけど。
長くなってしまったので、一旦終了しますが、前回も含め、取り上げているUIが「はてな記法」に限定されているので、いずれ記法以外のUIについても、まとめたいと考えています。
テンプレート作成:しるえっと どっと ほーりー/sil_st3c01m_r102