- 個別エントリへのリンクはできません!
- RSSリーダーにも登録できません!!
- ブラウザのお気に入りにも入れないで!!!
というサイトマスターの要望は、一体どこまで守らなければならないものなのか。
閲覧者が便利な環境を利用することを、サイトマスターの側が制限するのは失礼な行為だろうな。
マナーに対する考え方だって千差万別だから、自分の信じるマナーで相手を縛り付けるのは不可能だし。
ブログのHTMLカスタマイズで、個別エントリのURIを知られ難くする方法はあるし、RSSリーダー上から登録され難くする方法もあります。
例えばFC2ブログでは、エントリの題名とか日付を示す部分が、個別エントリのURIを含むリンクタグで括られていて、そのリンクタグをカットすれば個別リンクはやり難くなる。
でもこれは「やり難くなる」だけの話で、「できない」わけじゃない。
サービスの仕組上生成される、サイトマスターが意図しないURIの存在がその手掛かり。
このブログのトップURIは「http://ekken.blog1.fc2.com/」です。
僕は別に個別エントリへのリンクを隠しているわけじゃないけど、仮にトップページから個別エントリへのリンクがなくとも、FC2ブログの「全記事表示」で個別エントリが簡単に表示されちゃうわけ。
http://ekken.blog1.fc2.com/というブログのトップURIに、「archives.html」を書き足してしまえばOK。
これで個別エントリのURIが分かり難いブログでも、いとも簡単に個別リンクが可能です。
個別リンクし難いように手間をかけてそういうデザインにしているのだから、そのブログの個別エントリにリンクするのはマナー違反だ、という声もあるかもしれませんが、引用することは悪い事じゃないし、その引用元を分かりやすく提示するのは閲覧者にとって便利な事なので、特に咎められる問題とは思いません。
同様にHTMLをいじってRSSリーダーに登録し難くする方法もありますが、これもたいした効果はなし。
FC2ブログの場合、テンプレートの比較的上方にあるはずの「<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS" href="<%url>?xml" />」の部分を削除すると、RSSリーダーからの一発登録ができなくなるのだけど、だからといってRSSリーダーで読めなくなるわけじゃない。
ほとんどのブログサービスで、ユーザーの意思とは無関係にRSSフィードは自動的に生成されていて(以前匿名コメンテーターの方に「RSSを生成しないブログサービス」のことを教えていただいたのだけど、それがどのサービスなのか失念しました)、ブログのURIに定形文字列を加える事でRSSフィードのURIとなるものです。
このブログだとURIに「?xml」を書き加えたものがそれ。(http://ekken.blog1.fc2.com/?xml) RSSフィードのURIをわかり難くする事で、「RSSリーダーでは読まないで!」という意思表示はできるかもしれないけれど、RSSリーダーで読んで欲しくないのなら全文配信を止めて、「続きを読む」部分に占める割合を多くすれば済む問題だと思います。
更新のチェックされたくない! RSSリーダーから訪問されるのがとにかくイヤッ! という奇特な人がたまにいるようですが、ほとんどのブログサービスでは難しいだろうなぁ。じゃあRSSなんか生成しないブログツール普及以前から存在する日記CGIを使う、という手もあるのだけど、実の所RSSなんか生成していなくても、更新チェックをしてくれたり、日記スタイルのサイトをサイトマスターの意図とは無関係にRSS化してくれる便利なサービスもあるわけでして……
以前は検索ロボットよけのメタタグさえ書き入れていれば「意図しない訪問者」が来訪する可能性は低かったけど、今じゃパスワードでもかけないと難しいのだろうなぁ。
というか、サイトマスターに好意的な閲覧者のみに見えるようにする、なんてアクセスコントロールを、マナーとかローカルルールに頼るのがどだい無理な話であって、どうしてもそうしたいのならパスワード制サイトにでもしておけば、という結局いつもと同じ結論になるのであった。ぐはぐは。
ところでStarChartLogで無断リンクを(できる限り)避けようという方法が紹介されていますよ!
紹介されている方法をもってさえ、無断リンクから逃げ切る事はできないものの、検索サイトからの巡回を切ってしまう事で、私怨のための無断リンク以外には効果的ですね。
ただし、無断リンクを禁じたい人の中には「友好的ではない言及を行われるのがイヤ」という人も多いようで、友好的な閲覧者は増えて欲しいと考えている傾向が強いように思えます(これまでの観察の結果からそう考えます)。ですので、検索サービスにかからなくなる事は望んでいない……というか、むしろアクセスを増やすための工夫すらしている人が多いので、ホゲホゲ。
- Newer: クチコミサイトへのリンクを作ってみる
- Older: 各ブログサービス利用規約は、さるさる日記のコレを真似してほしい!
Comments: 1
- #1603 たけちよ URL 2006-07-20 Thu 09:11
こそこそ日記に厳しいのはウェブというよりこのブログ
Trackback+Pingback: 0
- TrackBack URL for this entry
- http://ekken.blog1.fc2.com/tb.php/233-fdc58579
- Listed below are links to weblogs that reference
- こそこそ日記を綴りたい人には厳しいウェブという場所 from ekken