2006年05月08日(月) コメント:0 トラックバック:3
ある日自分のブログに予想外のアクセスがあって、リファラを調べてみると、それがはてなブックマークというものからのリンクだという事に気付き、自分のブログエントリについて、自分が知らない場所で好き勝手に貶されたり異論を書かれたりと、ネガティブコメントが多数ついている事に憤りを感じる人がいる訳です。
実を言うと僕自身も「自分の知らない所で好き勝手に批判される事」はあまり好きな事ではなく、できればトラックバックを送ってくれい! と思うものの、それを相手に強制する事はできないので、気が向いたときに被リンクを調べるわけです。このブログのエントリ一つ一つに「このエントリを含むはてなブックマーク」や「〜MM/memo」、「Bloglinesによる言及検索」などを用意しているのも、被リンク調査を簡便化したいというのが大きな理由です。
はてなブックマーク(以下「はてブ」と略します)は、これを利用しない人には嫌がられているツールのようで、その理由の一つとしてよく見かけるのが「はてブでは言われっぱなしで、反論する機会が奪われている」というものです。
しかし僕は、この「反論する機会が奪われている」というはてブ嫌悪理由は、あまり正当性がないものだと思います。
はてブのコメントに反論するいくつかの方法
あまりに的外れなネガティブコメントにまで、いちいち反論なんかする必要がないと思う(それが本当に的外れなものであれば、そのブックマーカーが恥をかくだけなので)のだけど、ただ黙っているのがなんとなく癪に障る、という気持ちは理解できます。そのネガティブコメントに対して、何かヒトコト物申したい! というのは自然な欲求だと思います。
反論しちゃえば良いのですよ。はてブユーザーもサービス会社としてのはてなも、反論の機会を奪っているわけじゃないのですから。
はてブコメントに反論する具体的な方法はコレ。
- はてなのアカウントを取得し、ブクマされた自分のブログの所在を明らかにした上で、セルフブクマと反論コメント(但し反論は100字以内)
- 100字で足りなければ、当該ブックマークページの概要部分を「編集」し、自分が被ブクマエントリの主である事を明らかにした上で反論。この方法だと自分が反論したい全てのコメントに反論できます。
- はてブの編集では他人に改ざんされる事を恐れる場合、はてなダイアリーを開設し、そこに自分の被ブクマエントリへのリンクをした上で反論。
この3つの方法は、はてなのアカウントを取得する事が条件になります。はてなのアカウントは簡単に取得できるので、決して「反論の機会が奪われている」訳ではないと思います。
しかし中には「嫌いなサービスのアカウントをわざわざ取得したくない」と言う人もいるでしょう。
この場合にしても、反論する自由は誰にも妨げられてはいません。
もともとはてブでネガティブコメントをされた自分のブログで、いくらでも反論できます。
ブクマされた自分のエントリと相互リンクになるように、当該エントリを編集して「はてなブックマークに対する反論エントリはこちら」とリンクするか、新たなエントリからトラックバックをすることで、はてブからの来訪者に対してのメッセージを残す事はできます。
つまり「はてブに反論する方法がない」というのは、明らかに間違い。
どんな方法であれ、意図した相手が読まなければ意味がない
上で示した「はてブに反論する方法」ですが、恐らくは「いや、だからそんな事は分かってるって!」という人が多いと思います。特に最後に示した「自分のブログに反論を書く」について、そんな事をしても「自分が反論したい」もしくは「誤解されていることについて訂正したい」はてブのコメント主に対して伝わる可能性が低いから無意味だ、という意見もあるでしょう。
確かにその通りです。
せっかく反論を書いても、相手が読まなければ何の意味もないです(とりあえず反論を書く事でスッキリする、という精神的効果はあるかもしれませんが)。
ですが、「相手が読まなければ意味がない」のは、別にはてブに対する自分のブログからの反論に限った事じゃないのですね。
はてなアカウントを取得して反論する3つの方法をとったところで、ブックマーカー達がそれを読むとは限らないわけです。
また、はてなアイディアで出されている「はてなブックマークにトラックバック受信機能を設ける」ようなアイディアにしても、そこにネガティブコメントをつけたはてブユーザーが、寄せられたトラックバックを読まなければ全く無意味(そういう機能をつける事で可能性が広がるという点で、僕はこのアイディアを支持しますが)ですね。
こういうことがはてなブックマークの抱える根本的かつ独自の問題か、というと決してそんな事はないでしょう。
自分が意図しないネガティブコメントが、はてブのような外部のウェブサイトではなく、自分のブログのエントリ内で行われたとしましょう。自分の気づきにくい場所でネガティブコメントがなされる事を、はてブ嫌いの大きな要因とすると、自分のブログ内で行われるネガティブコメントは望ましい事でしょう。
(どんな方法であれ「ネガティブコメントはイカンイカン!」という人がいたとするならば、何故自分の書いた物にネガティブコメントがなされるのかを考えると良いと思います。恐らくそのエントリ自体が何かに対するネガティブな意見を含んでいる事と思います)
自分のブログのコメント欄内で異論反論があった場合、ブログ主である自分は、ほぼ確実にそれを読む事ができて、その場で反論する事が可能です。
しかし、その反論を相手が必ず読むかと言うと、それは単なる信用度の問題であって、半ば嫌がらせ目的になされるコメントに対して反論レスを書いても、相手がそれを読んでくれる保証は全くありません。特に黒木ルールにおける匿名コメンテーターに対しては「あなたのコメントにレスを書きました」とお知らせする手段が全くないのです。はてブユーザーのはてブコメントに対する反論は、相手のはてブに所在を示すリンクなどがあれば、「反論しました」というお知らせが全く不可能というわけではないのだから、自分のブログ内で行われるネガティブコメントと、はてブ内で行われるネガティブコメントとの間に、そんなに大きな違いがあるとは思えません。
結局の所、はてブが嫌がられるのは、自分がコントロールをしにくい場所でネガティブコメントがなされるからじゃないか、というのが僕の感想。
2006年05月08日(月)
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