……タイトルは分かる人にだけ分かれば良いと思って書いたネタです。
私がブログを日常的に書き始めた2004年頃、「こんな面白いブログがあったよ」と、ほぼ全文転載しているようなブログをたまに見かけたけれど、そのほとんどは転載元のブロガーを始め多くの閲覧者の不評を買い、記事を削除したり、あるいはアカウントを抹消して消えていったものだった。転載元のリンクを表記しているものの、「引用」と言えるようなものではなく、他人の書いたものをそのままコピペしたようなものは、多くの人にとって受け入れ難いものとして扱われていたように思う。
ところが、Tumblrが流行りだした頃から、無断転載に対して寛容な空気が出来始めたようだ。部分的に転載するのならともかくも、そのブログの面白いところを大部分、場合によっては全文を転載し、Tumblrユーザーによって共有されてしまう。「Tumblrってそーゆーものなのに、なに目くじら立てているの?」と言う人もいた。
Tumblr上にオリジナルとして発表された文書(イラスト含む)について、Tumblrユーザー間でリブログするのは構わないと思うが、外部サービス利用者の文書を「引用とはいえない無断転載」するのは正当化できない筈だ。
アクセス数や言及数などを「ブログ更新のモチベーション」にしている人は多いと思う。
しかし、そのブログ記事の面白い部分を、オリジナルにジャンプする必要がないくらいに転載されたTumblrでは、ブロガーのモチベーション向上に繋がり難い。
オリジナル文書が多くの人にリブログされていれば、関心をもった人がそれだけ多いと言う事なんだろうけれども……
あいにくTumblrでは「自分の記事がリブログ(転載)された」という事に気付きにくい。
はてなブックマークのように、URLに一意の文字列を付加する事で被言及内容が分かるのならばまだ良いのだけども、Tumblrではそれがないし、ときどき飛んでくるリファラからリブログされたパーマリンクを知るのが困難だ。
せめて「このエントリはTumblrで○○usersのリブログがありました」みたいなツールがあれば良いのだけどなぁ。
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