Facebookに変わって欲しくない人もいる、と思う

Facebookに関するyucoさんの2つのエントリに、もやもやした何かを感じたので、メモ書き程度に言及。

「ネットのルールは自分たちが作る」という気風があった(それがいまでは与えられたルールに従うようになったのはおかしい)というyucoさんなんだけど。

Facebookは「オフラインの人間関係をネットに持ち込んで、より充実したリアルライフをエンジョイしよう!」という、私にはちょっと小っ恥ずかしい目的を感ずるSNSなんだよなぁ。リアルで会えないときでも情報を共有して、効率的な(オフラインの)人間関係を構築・維持するために作られたサービスと認識しているんだけど、こういうサービスを作り上げた事自体が十分に(yucoさんがいうところの)フロンティアなんじゃないかなぁ。

先ごろ起こった垢BAN騒動については、目新しい物が好きなネット民が大量流入したために、既存ユーザー間で形成されていたコンセンサスが破壊されそうになった結果なんじゃないかと思っています(あくまで私の脳内ソース)。

「Facebookをより面白く使いたい、だからFacebookに変わって欲しい」と要望を出すのは、もちろん自由なんだけど、オフラインの人間関係を重視している(筈の)従来からのユーザーの中には、得体の知れないネット民が大量流入してくることに不快感を覚えている人がいてもおかしくないと思いました。

実名・筆名を問わずにネットでの交流をより豊かにしたいのならば、わざわざFacebookなんか使わなくとも、これまでのブログツールやTwitterで十分だと思うんだけど、目新しく、かつユーザー数が増えているサービス(=Facebook)を利用しないと、それが出来ないというのなら、フロンティア精神に欠けているのは、むしろyucoさんのほうなんじゃないのかな?

ブログは意見などを発表する場にしたいので、ネット上の知人との交流は、ブログとは別の何かで行いたい! というのならば。

実名か否かを求めないSNSはいろいろあるはず。Facebookの優位な点は「ユーザー数が多い」ことだけど、一方で「実名必須ならFacebookなんて使う気にならない」という人も相当数存在すると感じます。彼らが「ネットで実名利用している人とは付き合いたくもない」と言うのならばともかくも、そういう人はなかなか見当たらないようなので、実名と非実名ユーザーが共存できるサービスを探し出し、そのサービスの面白さをアピールして仲間を増やすという行動は「フロンティア」なんじゃないかなぁ。

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