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勝間さんとひろゆきさんの「ネットの匿名性」対談のアレ

先日話題になっていた、勝間さんとひろゆきさんの対談で、僕が興味を持ったのは次の部分。

(対談の内容をテキストに起こしたものは、いくつか見かけたのだけど、デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき (ネットの匿名性編) - さかなの目のものを利用しました。)

勝間さん:私がやっているクロストークというコーナーでは基本的に新聞に対する言論ということを実名、もちろんそれが本当に戸籍名なのかという議論はありますけども、ファーストネームとラストネームをきっちり書くような形でお願いしているんですよ。

ひろゆきさん:で、ファーストネームとラストネームを書いて、誹謗中傷を書いた人がいました。でも結局書いた人が誰だかわかりませんって言う方が問題じゃないですか?

勝間さん:それはIPアドレスがまさしく請求をして開示して辿ることは可能ですよね。

ひろゆきさん:ええ、だからそういうのがトレーサビリティとしてあれば十分であって、別にその「山田太郎」って名前なのか、「ジョナサンなんちゃら」っていう名前なのかなんてどうでもいいことじゃないですか。

勝間さん:コストの問題なんですよ。例えばそこらへんに道にゴミを捨てる人いますと。ゴミはゴミ箱に捨てる方が良いですよね。

ひろゆきさん:さっきのクロストークの話で山田太郎なのか名無しさんっていう名前なのかコスト一緒ですよ。

勝間さん:名無しさん山田太郎であればそれが匿名である蓋然性が非常に高くなりますよね。戸籍名が名無しさんである可能性が低いですよね。

ひろゆきさん:だから?

勝間さん:だからコストの問題だと言っているんです。

ひろゆきさん:コストはIPアドレスを請求して、その人が誰か調べるコストは全く一緒ですよね。

勝間さん:だから、そこに行く必要があるかどうかを判断するコストとして、

ひろゆきさん:ん、行く必要があるコストって何ですか・・・?

勝間さん:IPアドレスの請求までする必要があるかどうかという・・・

ひろゆきさん:いや、それは書いた物がIPアドレス請求する必要があるんだったら、名前はもうどうでもいいじゃないですか、名無しさんでも山田太郎でも。

勝間さん:そんなことないですよ。そこのコストの問題をやはり議論したいのですよ。

ひろゆきさん:いや、コストは一緒ですよね。


勝間さんに限らず、「ネットでの発言は実名にて」と主張する人の多くには、アカウント付コテハン(固定ハンドル)の概念が足らないと感じることが多い。

勝間さん自身が「実名を書くように」と促していても、ソレが実名なのかどうかは分からないのならば、やはりネット上での発言の実名・仮名・名無しには、あまり意味がないような気がする。

ひろゆきさんが言うように、書かれた事に問題があって、IPアドレスの請求を行う必要がある場合、書いた人の名前が実名だろうと名無しだろうと関係ない。コストは同じだ。

しかし勝間さんは、そのコストの問題を議論したいという。

ここでちょっと勝間さんの側に立って考えるのだけど、勝間さんが言いたいのは、恐らくこういうことだ。

名無しや捨てハンドルで書かれた誹謗中傷には、当事者同士の話し合いの場を持つことが難しい。自分のウェブサイトで、誹謗中傷を糾弾し相手に対応を求めても、反応があるとは限らないし、仮に何らかの反応があったとしても、それが実際に誹謗中傷を行ったとする相手本人なのかどうかが分からない。また、2ちゃんねるのような、多くの人が名無しで参加するようなシステムで、それぞれの発言が同一人物のものかどうかの判別が困難な場は「当事者同士の話し合いの場」にはならないだろう。

一方、相手が特定できている場合、IPアドレスの請求~オフラインの個人を特定して裁判沙汰にまでしなくとも、当事者同士の話し合いの場を持つことが可能だ。勝間さんが言うところの「コスト」というのは、恐らくそういうことではないだろうか。

しかし、残念なことに(既に多くの人によって指摘されていることだけど)「本人が名乗っているだけの実名」には、なんの保証もない。

二人の対談の中で‘特定できない実名’の代名詞として「山田太郎」が出てきて、勝間さんは名無しさん山田太郎であればそれが匿名である蓋然性が非常に高くなるというのだけれど、これは明らかな間違いだ。単に「名前を記すだけ」の場では、それが佐々木武だろうと小林祥子だろうと匿名である蓋然性はなんら変わらない筈だ。一般人のブログのコメントの記名欄に「広末涼子」と書かれていたとして、そのコメンテーターが女優の広末涼子さんであると信じる人はいないと思うけど、「広末涼子」という名は、別に女優の彼女の独占物であるはずもなく、コメンテーターは本当に広末涼子(48歳・専業主婦・栃木県在住)なのかもしれない。当然「勝間和代」と記名された言論だって、ここで取り上げている著述業・評論家で勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!の運営者とは限らないわけだ。

つまり「実名の記名」だけでは、ひろゆきさんが言うように「実名も匿名もコストは同じ」

実名っぽい名前が書いてあるから安心、という考えはむしろ危険な筈。

例えばの話。

勝間さんが「勝間和代」という名前(僕は「勝間和代」という物が戸籍名であるのか否かは知らないのだけど、恐らくは戸籍名なのだろう)を用いて、2ちゃんねるにコメントしたとする。他の参加者は、これを勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!の勝間さんだと考えるだろうか。恐らくは「勝間さんの名前を騙る勝間さんファンのコメント」と考えるのではないだろうか。勝間さんは、それがご自身であることを証明したくて、2ちゃんねるへのコメントに自分のブログのURLを書いたり、メールアドレス欄に自分のアドレスを記入したとする。これによって、あるいは「本物の勝間さんだ」と信じてくれる人も出てくるかもしれないけれど、これは「本人の証」にはならない。勝間さんが2ちゃんねるに書き込んだコメントについて、自分が書いたものであることを証明するには、多くの人が「勝間和代のウェブサイト」と認識している場への誘導と、誘導された場所に書かれている「あの2ちゃんねるのコメントは私が書きました」という宣言だ。

勝間さんが2ちゃんねる(というか、ウェブでのコミュニケーション)に求めているのは、実は「実名での参加」なんかではないと思う。「書かれていることについて、当事者同士のコミュニケーションをとることが可能なシステム」だろう。

ひろゆきさんは、その手のことはサービスの提供者が行うことではなく、個々の人間がどうするか考えれば良いと考えているようなので、実装されることはないと思うけど、勝間さんが2ちゃんねる求めるべきなのは「実名での参加」ではなく、一定の条件を伴ったアカウント登録制度ではないか。

もちろん捨てアカウントの問題はあるだろうけど、相手が話し合いに応じる姿勢を持っている場合、相手に成りすました第三者の出現を防止できるので、(僕が考える)勝間さんの「コスト」は抑えられる筈。

勝間さんが、考えの違う人=ひろゆきさんに求めても、無駄だと思うのだけど、とりあえずはご自身のブログに組み込んではどうか、と思った。

どちらも2000前後のコメントが寄せられているけれど、極僅かに有意義なコメントガあるものの、大半は嫌がらせ目的としか思えない、不愉快なコメントだ。勝間さんが求めるような実名コメントは見られない(「実名らしい名前」は散見しているけれど、確認の術がない)。

コメント欄をアカウントによる認証制にすることで、嫌がらせ目的としか思えないようなコメントを弾くことができるし、他人が管理するウェブサイト上では無理にしても、少なくとも自分が運営する場では、勝間さんの言う「コスト」が低くなるはずだ。

ココログにそういう機能があるかどうかは知らないけれど、偶然にも先日、ID認証制度があるコメント欄の導入法を書いていたので、ご参考までに→Googleのコメント機能を導入してみた B?

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