2006年04月25日(火) コメント:7 トラックバック:3
ここらへん読んだことを前提の上で書き進めます。
黒木ルール=ウェブサイト上で他者の批判をするものは、的外れな意見を述べたときに「恥をかく場所」を用意しなければならないというものですが、これを遵守するために他人のブログのコメント欄で批判を行う場合には「自分のウェブサイトを表示」するのが黒木ルール上の暗黙の了解となっているようです。
趣味嗜好を十分に書き綴った自分のサイトのURLを書き込むことで、ウェブ上の「匿名」ではない、という黒木ルールですが、これってよく考えたら多くのブログサービスにおいては、書き込まれたURL=虚偽の情報ではない、という建前があるから成り立つんですよね。
はてなダイアリーやエキサイトブログのように、ログインした状態では常に「本人である証」が表示されるブログサービスは別として、コメンテーターの残した名前とそのURLが本人のものか否かは、ブログ主とコメンテーターとの信頼関係によって虚偽ではないと認定されているだけです。
極端な話、「えっけん」というハンドルと「http://ekken.blog1.fc2.com/」というURLがあれば、コメンテーターのIPアドレスを確認できるブログ主以外にとっては、誰が書いても‘「ekken♂」を書いている「えっけん」という人物のコメント’とみなされる可能性もあるわけで、考えてみたらコレ、結構恐ろしいことかもしれない。
このことを考えると、ブログという双方向性の高いツールを利用する場合、ネガティブなコメントは相手のブログのコメント欄で行うのは避けて、確実に本人が書いている事が確認できるよう、自分のブログ上からトラックバックにて言及を行うのが望ましいのだろうなぁ。
2006年04月25日(火)
コメント:7 トラックバック:3
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コメント(7件)
本文に書き忘れた。
弁護士の小倉さんは、はてなダイアリーなどの「本人の証明ができる場所」でもログインせずに「小倉秀夫」と実名を書くのだけど、アレ、偽者が書き込んだときに対処ができないので、やはりログインして書くべきだと思う。
世の中、
・他人に口先で言っていることと、自分で実際にやっていることが違う
・他人には禁じているけれど、自分がするのは特別に許される
というようなダブルスタンダードな態度はタブーとされていると思うのです。で、荒らし防止策として、このタブーを犯したくないという心理を巧みに利用しているということなのではないでしょうか。
黒木ルールだか何だかも、運営しているサイトに趣味傾向が書き綴ってあるかどうかが本質ではなく、「コメント欄で変なこと言ったら、自分のサイトでやっていること比較して、あんたのダブルスタンダード性を暴いちゃうよ」という脅し効果を意図しているような気がします。そして、匿名や捨てハンドルよりも固定ハンドルが推奨されるのも、「自分のサイトでやっていること」が「過去のコメントの内容」に置き換わるだけで、基本的には同じ理由かと。
ネガティブコメントを相手のコメント欄に書くか、自分のサイトからトラックバックでするかについては、そのネガティブコメントが誰の管理下にあるかという違いが大きく、コメント欄への通常の書き込み件数があまり多くないサイトに対しては、配達されたのが保証される郵便と、配達されたことが保証されない郵便くらいの違いはあるような気がします。
>「コメント欄で変なこと言ったら、自分のサイトでやっていること比較して、あんたのダブルスタンダード性を暴いちゃうよ」という脅し効果を意図しているような気がします。
そういう側面も全く無いとは言わないけれど、、ちょっと穿った見方に過ぎると思います。
参考:
Don’t lose your temper - 酷評するヤツに守ってもらいたいルール
http://d.hatena.ne.jp/ozric/20050514
趣味嗜好を表明する事で、その人にとっての評価が、どういうところから出てきたものかを知る、という部分が大きいのではないでしょうか。
あと、仮に「脅し文句」であったとしても、それで暴言が抑止され、建設的な議論が進められるのなら、結果良しだと思う。
コメントに限らず、反論の方法はいくらでもあるのだし。
上のコメントに私が書いた内容は、コメントをする側にとって自己抑制が自発的に働く原理みたいな意味で書いたのですが、
> 趣味嗜好を表明する事で、その人にとっての評価が、どういうところから出てきたものかを知る、という部分が大きい
は、どちらかといえば、コメントをされる側がどのようにコメントする側のURLを利用して自分自身を納得させるかということについて述べたものだと思います。で、この観点からいえば、えっけんさんのおっしゃるように背後にそれがあるのはひしひしと感じます。でも、だからこそ黒木なんちゃらというのは胡散臭いとも感じないわけではありません。
例えば、えっけんさんのこのブログ、えっけんさんのすべてが出ているわけではないですよね。だとすれば、黒木ルールだかは、URLを通して垣間見える相手の趣味嗜好の一部を見て、その人のコメント内容の出自を判断しようという形になっているわけです。これって、顔や身なりを見て、その人の中身までもを判断するというある種の偏見的な人物判断とあまり変わらないわけで、本音としてはそれでOKかもしれませんけど、世間的な建前としてはかなり胡散臭いものが漂っているような気がします。
自分の過去ログに偶然たどり着いた!
これ、もうちょっと掘り下げられそうだなぁ。
えっけんさんの最新コメントを辿ってたどり着きました!
やはり同じようなことを考える方はいらっしゃいましたね。下記など。
http://artifact-jp.com/2006/12/31/comment_limitation_function/