ekken : 自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です

「えっけん」こと越後屋健太のにっき

自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です

2006年04月24日(月) コメント:1 トラックバック:5

僕がよく持ち出す「黒木ルール」に関するエントリがあったので、ちょっとメモ書きを兼ねて。


黒木玄のウェブサイトにて、管理人の黒木さんが自分のサイトの掲示板での使い方に関して設けたローカルルール・「匿名」による批判の禁止が、意見交換を効率よく行う為に好ましいルールとして、あちこちで利用されていたのが始まりみたいです。

僕自身は、数年前に匿名で議論を進めるメリットに疑問を感じ、検索サイトで調べているうちに行き着きました。 正しくは「匿名」による批判の禁止ルールというのですが、anotherさんが語呂が良かろうということで命名したようです。

黒木ルールについて要点を抜き出すと、こんなところ。

  • WEB上の議論に参加し誰かを批判するものは、「匿名」であってはならない
  • ここでの「匿名」とは実名か否かではなく、的を外した発言があった際に「恥をかく」ことができるか否か
  • ハンドルでも充分に自分の趣味嗜好を明らかにしたWEBスペースをもっている場合は「匿名」ではない
  • 実名でも、それがどこの誰だか分からないような名前では、「匿名」
  • 中身のないWEBサイトを公開しても、やはり「匿名」
  • E-mailアドレスの公開だけでは「充分に趣味嗜好を明らかにした」とは言えないので「匿名」
  • 作家のペンネーム、芸能人の芸名は、失言時に「充分に恥をかく」事になるので「匿名」ではない
  • 「匿名」であっても穏当な発言は認められる
  • 「匿名」であっても、サイト管理者に有益な情報は認められる

(以上、黒木玄さんのWEBサイトより。転載ではないのですが、読み取れる事を箇条書きにしました)

これをそのまま適用すると「名無しさん」「通りすがり」などのハンドルでも、充分なの趣味嗜好を明らかにし、恥をかく体制が整えられていれば問題ナシなのですが、黒木さんは反感をもたれやすいハンドルは推奨していないようです。

ハンドルを使用する場合は他の人たちとの区別がつくような固定して使用できるものにして頂けると嬉しいです。管理人は個人的に以下のようなハンドルは感じが悪いと思っています:「通りすがり」「ROM」「傍観者」「一般人」「素人」「暇人」「野次馬」「名無しさん」……。管理人に反感を持たれないように注意して下さい。

この黒木ルールは、ウェブサイト上での議論が単なる罵り合いになるのを防いで、建設的な方向性を生みやすいという物です。

で、勘違いされやすい所なのですが、普段から「アレゲなローカルルールなんか守る必要は無い」と言う僕が、こと「黒木ルール」を連呼するのはおかしい、という意見がありますが、黒木ルールはコメンテーターに守ってもらわなくても「ルールとして成立」するのです。

「匿名での批判は禁ずる」という内容からか、コメンテーターに求められるだけのルールと思われがちですが、僕は「黒木ルール」は、「このルールを持ち出すサイト主の側が守るもの」であると思っています

現実的に匿名者による書き込みを制御できない以上、このルールに同意されない人が守るはずもありません。

つまりいくら黒木ルールを持ち出して「匿名の発言はやめろ」と言い出したところで、嫌がらせ目的の匿名発言をコントロールする事はできないのです。

じゃあどうしたら良いのか?

黒木ルールでは「匿名者の批判を禁ず」と宣言する事によってこれを防止していますが、ここは「津村ルール」に則って「匿名者の批判は無視する」と考えれば解決です。

津村ルールでは「匿名者の発言は、一切が道端に落ちている石ころと同等」という物で、黒木ルールと大きく異なるのは、「匿名」は文字通りの匿名であること。黒木ルールのように「ネット上の匿名」という考え方が見られません。

実名であろうとも、非有名人にとっては常用するハンドルよりも価値が低いのではないか、と僕は考えるので、津村ルールにはちょっと賛同しかねるのですが、黒木ルールに「匿名発言は無視」という津村ルールをおりこむと、ネガティブコメントに対するローカルルールとして充分に成立するのです。

「匿名者の批判は禁ずる」だと、相手に守ってもらう為のルールですが、「匿名者の批判は無視する」は自分の匿名批判者に対する対応についてのポリシーを謳ったものに過ぎません。

黒木ルールでは「匿名でも有意義な情報(批判)は認められる」のだから、あらゆる匿名批判を無視するものではないわけでして、要するに古くから伝わる「荒らしへの対応方法=相手にしない」ということだと思います。これは自分の存在を明らかにして(恥をかく場所をもって)まで他者のサイトを荒らす人がいるはずが無い、という前提があるからこそ有効な決め事です。

「荒らし」の自覚がない人は、書き込んだコメントによって自分が恥をかくなんて事は考えていないのです。

相手に罵声を浴びせる事を「批判」と考え、それに対する返事が書かれない事を「勝利」と考えている非「匿名者」に対しては、黒木ルールは全く無意味であるといって良いでしょう。

2006年04月24日(月) コメント:1 トラックバック:5 twitterでつぶやく つぶやく FriendFeedでコメントする

#109
カテゴリ:Web
タグ[ 匿名 黒木ルール ]

  B?

<<初めての携帯音楽プレイヤー | そもそも他人のブログのコメント欄では誰もが「匿名」かもしれない>>

この記事のソーシャルブックマークコメント

コメント(1件)コメントのRSSフィード

#1142 dreamcast[ID:bV/aOFLg]:

リンク先も含めて拝見し、勉強になりました。
「匿名」、「実名」というより、「リスクを背負って発言」するか否か
ということですね。

「実名」であれば、「見当違いの批判」をすれば、実生活にも影響しかねない、という、
「現実」リスクを背負う。

長い時間と労力をかけてブログを運用している人が、どこかのサイトで
「見当違いの批判」をすれば、いままで築いた信用が崩壊するわけですから、
「ブログという財産」リスクを背負う。

でも、罵声を浴びせることが「批判」と信じているような人は、
リスクを背負ってそれを行うから、意味が無いということですね。
たしかに、「いろいろ被害を被って、開き直っちゃった人」とか、
「正義感とか義憤で舞い上がっちゃった人」とか、多いですからね。

でも、そういう人は実名で行う人も多いから、そもそも「黒木ルール」と関係ない気もしますが。

  • 2006年05月16日(火)11:14:20
  • URL
コメントの投稿

Utilities

最近の記事

あわせて読みたい

あわせて読みたい
フィードメーター - ekken 
track feed ekken

あしあと

Amazonのおすすめ