2006年02月04日(土) コメント:0 トラックバック:1
トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突を避けるために、トラックバックを二種類作り、それぞれ目的別に使い分けてはどうか、という意見が出されました。
『斬(ざん)』:トラックバックを最初から二種類に分ければいい最初から、TB Ping-URL に、「質用 TB 」と「数用 TB 」の記号(最後を S と K にして分類するとか)を準備して、どちらかを選択(または複数選択)というのも良いと思う。
確かに「文化衝突」を避けるためには悪くはないと思います。実装が可能かどうかは別ですが、「数用 TB 」を受け入れ拒否する事で、関連仲間文化圏的なトラックバックは認めない、という意思表示ができるし、「質用 TB 」の拒否で「言及されたくない」の意思表示ができます。
あれ?
ちょっと待ってくださいよ?
「言及されたくない」という意思表示はできますが、それって要するに「批判されたくない」と言う事にも受け取れますよ。
ブログへの表示も数用と質用の表示方法をそれぞれ用意し、任意で設定すればいい。こうすれば、衝突も起こらず、互いの文化との交流にも、それほど溝は出来にくい。
という物の、「言及するな」は、果たして守られるべきローカルルールでしょうか?
ウェブ上に何か文章をアップすれば、それが本人にとっては「つぶやき」だろうと、批判の対象にはなりえます。
そういう覚悟の出来ない人は、いわゆる「チラシの裏」で書くか、パスワードをかけられるサービスを利用して、自分の仲間内にだけ公開すれば良いのです。
それでもトラックバックを二つに分けて、なるべく使い分けるようにすれば、揉め事の種はいくらかは解消できる、というのがsouryuuseiさんの主張なのでしょう。
そこで、彼の考えを尊重し、とりあえず「文化衝突」は避けられる、という前提で話を進めます。
この二つのトラックバック使い分けの運用が始まり、文化衝突がなくなっても、ブログの未来は明るい物ではないでしょう。
むしろ、言及リンク文化圏 VS 関連仲間文化圏の衝突がなくなったことにより、関連仲間文化圏の住民を装ったスパム文化圏の住民が大躍進すると思います。
関連仲間文化圏の住民が送信する「関連トラックバック」は、リンクが無ければ、スパム文化圏の住民が送信するキーワード合致型トラックバックと区別するのが難しいのですよ。受信者の方でスパムと判断する事は出来ても、機械的にこれを区別するには、よほど高度なシステムが必要でしょう。
仮に投稿データの日本語分析システムを組み込んだスパム判定機能が出来たとしても、サーバーにかかる負荷のことを考えると、決して現実的では無いと思います。
つまり、トラックバックの種類を分けて、言及リンク文化圏 VS 関連仲間文化圏の衝突は減少しても、関連仲間文化圏 VS スパム文化圏はますます激しくなるばかりです。
この流れでは、言及リンク文化圏の住民には、何の関係も無い事のように思われるかもしれません。関連仲間文化圏とスパマーさんが共に滅び行くのをニヤニヤしながら眺めていられる……
わけではありません。
「数用 TB」が乱用されると、そのためにブログサービスに相当の負荷をかけてしまうことになるでしょう。
送信時だけではなく、「数用 TB」を受け入れている人気ブログ(そのトラックバックの送信をれやすい)が開かれるたびに、サービスが用意するサーバーに多大な負荷がかかることになります。
つまり、「数用 TB」を安易に認めると、「質用 TB」(=言及リンク文化圏住民)も巻き添えを食らうわけですよ。
そればかりか、トラフィックに増大により、ブログとは無関係のサイトさえ重くなる可能性すらあります。
そんなわけで、souryuuseiさんの提唱するトラックバックの分類、僕はあまり望ましい物だとは思いません。


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